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久し振りっ!の里山フィールド。

2015.08.27(Thu)

少し前、お盆休みの頃

の話ですが、実家に帰った際に時間を見付けて、子供の頃から通っていますフィールドを訪ねてきました。



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現場の図。

・・・北関東で言うところの“谷戸”に近い地形ですよ。ただ規模は小さいです。この場所があります播磨地方と言いますのは、瀬戸内海性気候に属します。雨・雪が少なく温暖な土地柄ですので、溜池が昔より作られてまして、こちらでも山際に、山から流れ出る溝(普段は極めて流量が少ない、又は雨の時だけ水が流れるような溝)に堤を築いて溜池を作り、それを農業用水として利用しているワケあります。そう言った山際の溜池と言うのは、比較的規模が小さいものが多く、周囲、10m~200mぐらいのモノが多く、その下流側にはやや規模の大きい溜池がある事が多いです。こうした溜池やそれを繋ぐ水路、水田などが水棲生物や水草の格好の生息場所になっているのでありますよ。

上の画像は、そうした溜池から導いてきた水を堰を設けて水位を上げ、水田に導き易いようにしているモノです。これは稲作シーズンだけのもので、それ以外は水は落としてあります。

しかし、今年は農道の草の伸び放題が気になる。休耕田も昨年より多目に感じるし、全体的に荒れている感じがしますなぁ。日本の農業の就労者の平均年齢って65歳って言いますから、この数字からも環境保全としての農業って、容易じゃ御座いません。。



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タヌキモの仲間。

詳しい名前は聞かないで^^山からの水は、腐食質を含んでいますので、やや茶色がかっております。開けた水面で、この水色のこう言う場所はタヌキモの宝庫です。因みに腐食質の水であることの多い溜池で育てた稲というのは、大きな川から引いて育てた稲より、美味であるとの事。


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ミズユキノシタ。

やな熱帯魚マニアは、ルド・オバリスとか、言っちゃったりする^^山際の水辺では普通種です。水中栽培も容易なので私は大好きです^^野外採集の水草を水槽内に持ち込む際の注意点として、よくトリートメントしておく事が重要。私が“水ケム”と呼ぶ、メイガの仲間の幼虫は水中でも活動しますので、レイアウト水槽に持ち込むと悲惨な事になってしまう。私の経験では、ミズユキノシタは特に“水ケム”持ち込み率が高いです。



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ミソハギ。

これが生えてますと、水辺が華やかに感じるので好きです^^


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ヌマトラノオ。

水中栽培はツライが、水辺植物としては中々魅力的な植物です。


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ヒシとミクリの仲間。


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イバラモ、セキショウモ、イボクサの水中葉など。

・・・今年はこの時期にワリに推移が高いですなぁ。そのワリに水も富栄養気味だし。。こちらにはキクモやハリイ、ミズニラなども自生。


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猪鹿の痕跡。

近年、播磨地方でも非常に増えています。特に猪は物理的破壊力が凄まじいので農家は大変である。この付近も猪鹿防止の防護ネットやら電線やらが張り巡らされている。私の印象では、猪鹿が頻繁に出没し始めたのは、2000年以降だと思う。


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カワバタモロコ。

緑と金の入り混じった体色が非常に美しい。日本固有種。いる場所には、ドバッといる魚なのだが、わたしの知っているフィールドでは、平地部には競合に弱いのかまず見かけない。
近年行われた遺伝子分析を基にした分類では、ダニオの仲間ではなく、ソウギョやカワヒラ、オイカワなど東アジアから東南アジアで分化した仲間のようである。


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カワヨシノボリ、ヌマエビの仲間。

どんな少ない水量でも上ってくるカワヨシノボリは、この場所でもよく見かける魚である。そして近年、非常に増、いや、異常に増えたのが、このヌマエビの仲間。一見、ミナミヌマエビのようなのだが、どうやら大陸産のシナヌマエビのようである。このエビも優れた遡上能力があり、見掛けない水域がないぐらいである。。




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ミズトラノオ。

山から流れ込む溝付近に多いです。


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マツバイ。


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ヘラオモダカ。


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イヌノヒゲの仲間、ミズユキノシタ、ミゾカクシの混生。


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ヒシ。



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タチモ。

ミリオフィラムの仲間。水中葉は微細でシックな色合い。栽培も容易で好きです^^


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ハイグロフィラの仲間。

名前をド忘れしました^^確か、ハイグロフィラの仲間。









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アメリカザリガニ。

・・・三十年ほど、ここに通ってますが、初めての確認でありますよ。遂にここまで侵入しましたか!

池の底の汚泥を分解を促進する為、護岸工事の為、更には外来魚を駆除する為、池干しと言って、池の水を完全に抜いてしまう事があるのだが、アメリカザリガニはその間も穴に潜んで生き延びる事が多く、再び水が張られた際にBバスなどの天敵が排除されているせいか、異常繁殖し、水草を食い尽してしまう場合がある。私はそれを加古川の隣の小野市で見たのだが、何一つ水草の生えていない中、投棄されたと思われる笹の枝に鈴なりにたかったザリガニは、それはそれは異様な光景であった!

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ブラックバスの幼魚。

そのほかに採れたのはブルーギルの幼魚、僅かにカワヨシノボリ。。B&Bコンビが入ってくると、溜池のような閉鎖的な規模の小さな水域では、生物相の質・量ともに、とたんに貧しいモノとなってしまう。





COMMENT

nonaka #-

良い所ですね^ ^

2015.08.27(Thu) 07:41 | URL | EDIT

craft #8Z5KALLQ

里山

いいですねー里山。
癒されますね。
(^-^)
最後の写真はブラックバス?

2015.08.27(Thu) 23:37 | URL | EDIT

ティー・ユー #-

Re: 里山

どうもです^ ^

子供のから通っている場所なのです。
少なからず、変化はしてきてますが、
生息しているメンバーはほぼ同じなので、貴重な場所なのです。

ご指摘の通り、最後の画像はBバスです。
4センチぐらい。たも網で採集しました。

2015.08.30(Sun) 16:36 | URL | EDIT

ティー・ユー #-

Re: タイトルなし

どうもです^ ^

ヤシャブシとかもありますので、
また採集に行きましょうか^ ^

2015.08.30(Sun) 16:38 | URL | EDIT

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プロフィール

ティー・ユー

Author:ティー・ユー
物心がついた頃より、水生生物を飼育。数年の中断を経て、飼育を再開した親父です^^
現在はワイルドベタ、胎生メダカを飼育中。

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