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田植え前のフィールドに出掛ける^ ^ 【前篇】

2016.06.20(Mon)

既にこの時期、私が住む播磨地方は、田植えも終わっているのですが、
今月の初め、まだ田植え時期に序盤に、千種川方面のフィールドを訪ねて来ました^ ^

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山陽電鉄・別府駅前の図。

今回は、珍しく相棒がいまして、こちらで待ち合わせである!
相棒と言うのは、大昔^ ^私が某熱帯魚店で働いていた時、アルバイトで来ていた後輩のU君である。去年、FBで偶然再会したのであった。20年以上前の知人に再び出会えるなんて、FBは便利であると同時に有難いツールであると、改めて感じた次第。しかし、お互い見事なオッさんなのには、今さながら驚きますわな(;^_^A

で、今回足になるのが、画像の軽トラ!現在、私の通勤車である。小回りのきく車体、何でも積み込める荷台、低めのギア比がもたらすスムーズな加速。更に四隅にタイヤを置き、フロントミドにエンジンを置いたレイアウト、完全2シーター、並べた御託だけなら、正にスポーツカーと呼んでも良い車、それが軽トラなのであるっ^^特に田舎において最強の車と言えるのではないだろうか?

・・・さてさて、U君を拾い、途中、U君からフナの三倍体の仕組みについてレクチャーを受けながら、車は一路、西に向かったのでした^ ^

・・・因みに、ここが私の住まいの最寄りの駅なのである。加古川市・別府町(べふ)。このブログのタイトルは、この地名に由来するのである。アクアリウムバスでは『べっぷから来られているですか。』と九州の温泉で有名な場所とよく勘違いされたりするのだが、『べふすいぞくかん』と言う事でよろしくお願いいたします^^


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赤穂市内・某所。

・・・3気筒のスポーツカーを一時間余り安全に飛ばし^ ^辿り着いたのは、以前、記事にしました赤穂市内・某所のカムルチーの生息地。前に来た時は、田植え後で既に仔魚が泳ぎ出した後だったので、あわよくば、巣と卵を守るペアを観察してやろうというのが、今回の根端でございますよ。よく整備された水田は、まだ早生品種の稲しか植えられておらず、本格的な田植えは未だの様子。車から降りて水路を見てみますと、土色に濁った水(田植え時期は水田から流れ出る土により甚だしく濁る)、ガガブタの間に50センチ程度のカムルチーを早速発見。幸先の良いスタートを予感させたのでありました^ ^

ここで簡単にこの場所について説明すると、背後を山に囲まれた場所で、それほど広くない平地を水路は流れ、わずか1キロ先は海となる。水の流れは極めて緩やかで、クリークと言った表現がピッタリな環境でありますよ。

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上:トノサマガエル、下:ナゴヤダルマガエル。

先ず、我々を迎えてくれたのは、カエル達。未だ水が張られていない田んぼが多いので、水路脇に集中している様子である。
ナゴヤダルマガエルは生息地から岡山種族と呼ばれる個体群思われるが、鳴き声を聞いていないし、また、聞いても知識が無いので、不明である^ ^今回、非常に多数の親個体を確認出来た。トノサマガエルとは本来は棲息は重なら無いとの話だが、こちらでは同所的に見られた。トノサマガエルより水辺に適応した種と思われ、筋肉質のトノサマガエルに対して、ブヨブヨしていると、U君談^ ^その他、こちらではヌマガエル、ウシガエルなどを確認。しかし、一番見掛けられたのは、ナゴヤダルマガエルであった。ただ、トノサマガエルと同所的に分布している場所では、交雑も確認されているようで、外見的にほぼダルマガエルでも、遺伝子レベルでは、トノサマガエル由来の遺伝子が持っている場合があるようなのである。ですので、こちらの生息地のナゴヤダルマガエルが、どこまで純粋なナゴヤダルマガエルなのか、それは不明である。
一応、確認しておきますと、ナゴヤダルマガエルは環境省のレッドリストで絶滅危惧ⅠB類に定められております。


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クサガメ。

一応、今回、この場所で確認出来たカメ類は、クサガメのみであった。


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ミズユキノシタ。

水路から更に枝分かれした水路。その上流側から見る。
周りは良く整備された水田が広がる。この水路は三面をコンクリートで固められているのだが、水面がコンクリートの壁面より上あり、縁取るようにアシ、タデの仲間、イボクサ等、水辺植物が生えておりますよ。ミズユキノシタはやや上流側のみに見られた。また、マツモ、ガガブタ、カナダモ、エビモなども時期的にまだ勢いが無いものの見られます。例年の観察では、代表的な金魚藻と言える、ハゴロモモこと、カボンバも見られるようになる筈である。


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網を振るう私の図(^▽^;)

・・・めぼしい場所に網を入れながら、上手に移動。入る生物は、まず、ミナミヌマエビの仲間。ホント、こいつらは入らない場所が珍しいと言っていいくらいに、兎に角、多数生息しているようである。これは播磨地方の水域では、近年の顕著な傾向である。
その他、採集できた、並びに確認できた生き物をリストアップしてみると、


● ミナミメダカ(稚魚~成魚)
● モツゴ(幼魚~若親)
● ヌマムツ(幼魚~成魚)
● オイカワ(成魚)
● オオキンブナ?(1センチ~7,8センチの幼魚)
● マゴイ?(成魚)
● マドジョウ(成魚)
● カムルチー(仔魚、成魚)
● ウシガエル(幼生・幼蛙)
● トノサマガエル
● ナゴヤダルマガエル
● ヌマガエル
● クサガメ
● アオダイショウ
● シマヘビ
● ニホンカナヘビ
● アメリカザリガニ(抜け殻のみ^^)
● スジエビ
● ミナミヌマエビの仲間。

・・・そして、我々が採集にいそしんでおりますと、怪しげな中年に気付いたようで^^農作業をされていた方が、様子を見来られた。こういう場合は、最低でも挨拶くらいはし、積極的に話すべきである。私の実家辺りでも、タナゴを採集している方が結構いるのだが、決まって彼らは、ぶっきらぼうな態度をとったりするのである。採集者はやはり基本、よそ者の不審者であり、仕事の邪魔以外の何者でもない。場合によっては、略奪者でもあるのだから、積極的に友好的な態度を取るべきなのである。地元の方も相手の素性を知れば、たいがいは様々な有用な情報を教えてくれるものである。その日、一日を楽しく過ごす為にも、後に採集を楽しむ方の為にも、この事は是非ともお願いしたいものである。


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オオキンブナ?と思われるフナ^^

去年、生まれたと推測される。ここで見るフナは、やや体高があり、青っぽく感じたりする。もしかしたら、ギンブナなのかもしれないが^^その他、今年の春に生まれた幼魚が多数網に入った。


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ウシガエルの幼蛙。

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ハシリグモと何かの仔魚^^

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カムルチーの仔魚、と撮影中の私の図^^

・・・そして、目的のカムルチーを発見^^残念ながら既に自由遊泳をしている時期の仔魚であったが、この時期、独特の正面を向いた両眼が非常にユーモラス^^見付けたのは、本流の水路から枝分かれした水路から更に枝分かれした、田んぼの排水が入る水路の根元の土管付近。この場所は本流よりかなり遡った場所であったので、少し意外な気がした。規模としては小さな仔魚の群れであった。親魚は、姿をあらわさず、ハッキリとは確認できなかったが、30センチ程度の小型のペア、もしくはオス親が守っているように思われた。
一昨年に同サイズの仔魚を持ち帰り、飼育してみたのだが、口に入るサイズであるにも関われず、アルテミアの幼生を積極的に食べている様子は無かった。今回、しばらく仔魚の行動を見ていますと、水路脇の壁に生えたコケ状のモノに頭を突っ込んで、何やらついばんでいるように見えた!う~~~む、アルテミアの幼生より更に小さな生物を食べているのだろうか。・・・ところで、ドワーフスネークやバイオレットSHなど、インド系の派生的な雷魚グループに知られているエッグ・フィード行動は、もっと雷魚類全般に、潜在的備わった習性ではないかとにらんでいる。。

が、しかし、勿論、これは私のファンタジーなのである^^


この後、本流側に戻りつつ、水路に網を振るった。30センチ程度のカムルチーを採りかけたが逃げられた^^。岸のバンクになった10~15センチ程度の水深の場所に、結構、居付いているようで、更に数匹が緩やかな集団を作っているようである。恐らくこの枝になった場所には、あまり大型個体は侵入していない雰囲気である。本流では、トップ・ウォーター系のルアーで釣りをしていた人がいて、先の農家の方の話だと、大阪・神戸からも来る人がいるらしい。ですので、その筋ではそこそこは知られた場所ではあるみたいである。


と言う事で、ここでの採集を堪能。また夏頃に来ましょうか。心残りと言えば、水温計を忘れた事である。春から夏にかけて産卵するタイプの魚は、水温に産卵期が影響されるので、この事は重要なのである。

さて、この日は別場所での採集も予定していたし、午後から雨の予報も出ていましたので、やや早目に切り上げて、次の目的地に向かった^^







ついで^^と言いますか、勝手に宣伝^^

この場所での採集を終えた後、ランチをとる為に向かったのが、
赤穂市内・坂越にあります、こちらのお洒落な古民家カフェ!

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暖木(ノンキ)』さん。

こちらのカフェ、私とU君の勤務先であった某熱帯魚店の先輩がやられているお店なんですねぇ🎵
実はこれまたFBで巡り合ったという^^恐るべき、FB効果!
フィールド帰りで、軽トラで乗り付けた我々を暖かく迎えてくれました^^

また近日中に小道具のお店もオープンされます。
赤穂に寄った際は、是非、寄って下さいませ^^

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*暖木さんの情報はこちら!https://www.facebook.com/brocantenonki/

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craft #8Z5KALLQ

田舎の水路

懐かしいですね。
子供の頃、よくこういうところでフナとか手づかみしましたねえ。
水草とか採集したいですね。

2016.06.25(Sat) 21:24 | URL | EDIT

ティー・ユー #-

Re: 田舎の水路

どうやら、中年と言うのはノスタルジーにそれなりの価値を見出す季節のようで、昔のあの場所はどうなった?なんて事にやたら気になったりしますね^^フィールドでは、結構、使える水草ありますよ。

2016.06.26(Sun) 02:18 | URL | EDIT

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プロフィール

ティー・ユー

Author:ティー・ユー
物心がついた頃より、水生生物を飼育。数年の中断を経て、飼育を再開した親父です^^
現在はワイルドベタ、胎生メダカを飼育中。

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