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sp.アントゥタ・タイプのニュータイプ①

2018.04.20(Fri)

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ベタ・spアントゥタ“マリナウ”  Betta sp. Antuta“Malinau”
国内初上陸と思われる。2017年末。カヤン水系以外から初のsp.アントゥタ。輸入したのは熊本の愛好家 Iさん。(撮影も。Thanks!)


・・・何故か、物議をかもしたらしい?前回の記事よりsp.アントゥタについて幾つかの新しい情報が得られたので記事にしたいと思う。
さて、先ずは、sp.アントゥタとは何か?だが、最も信頼性の高い情報によれば、東カリマンタン・サマリンダ在住のベタ・ハンターHendri Salsa氏が、アルビマルギナータの生息地を探索していた際に発見したタイプらしい。2008年の事で、その後の愛好家へのリリースについてはリセラーのA.S氏によって行われた。
このタイプが得られたのがカヤン川下流部・南岸の山間部、アントゥタ村Antuta(正確な綴りはAntutanらしい。記事では種類名に関してはsp.Antutaが世界的普及しているからそれに従いたい。)近郊で得られた事から、spアントゥタと呼ばれた。

特徴として、先ず雄の頭部全体にラメ色が巻く事が挙げられる。頭部にラメが完全に巻く、巻かないでsp.アントゥタを更に区別しようとする向きもあるが、加齢と共に巻は更に顕著になるので、そもそもに事実誤認があるのである。またユニマクラータの例を参考にするならば、個体差や地域差の考慮しなければならないだろう。
体側のメラニンパターンは、破線状になっているのが特徴。この場合メラニンパターンと言うのは、気分や状態に影響されないパターンの事である。また鼻管がオレンジ色なのも印象的で、こう言った鼻管のオレンジなユニマクラータのバリエーションは、もっと南のベラウを中心とした地域から様々なタイプが知られているが、この地域では、ほぼアントゥタに特徴的、と言えるだろう。

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ベタ・spアントゥタ “アントゥンタン?” ワイルド  Betta sp. Antuta “Antutan?”Wild F0

以前、アントゥタ・ゴールデンかも?と紹介した個体である。カッパードラゴンか?とFBの知人から、からかわれた事もある個体なのだが^^㊤が導入当初、㊦が昨年の暮れ頃に撮影した画像である。撮影条件・設定は違うのだが、この場合は見た目を重視したと見て欲しい。結局、普通のアントゥタになっちゃった^^
この個体は、FBのグループにパランカラヤのシッパーがアントゥタとして投稿した後、マレーシアのリセラーに手配して最初に入ったアントゥタである。3ペア手配していたのだが、この時届いたのはオス1メス3と言う内訳であった。その後、人を介してシッパーから得た情報によれば、タンジュン・セロルより10キロの場所が採集地との事で、ほぼAntutanはそのエリアに入る。私は未確認だが、Antutanとして国内の一般ルートで入ってきたモノも、恐らくこの地域で採集されたものと思われます。


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ベタ・spアントゥタ “アントゥンタン?” ワイルドF1  Betta sp. Antuta “Antutan?”Wild F1

その後、この親からとれたF1で発色の様子を更に観察すると、先ず、カッパー色~薄い水色(特に頬の辺り)のラメが現われ、次第に光沢のある水色の面積が増えてきて、更にブルーに変化していくようだ。体色のベースカラーは、黄土色であることを基本で状態によって変化する。体型はややスレンダー、このロットではスペードテールと言わないまでもシャモジ型ではない^^と言えるだろう。そして最終的には(後日、記事を書くが)2015年タイプと私が勝手に呼んでいる、一部でターコイズドラゴンと呼んでいるタイプとほぼ見分けがつかない外観となる。
最近の情報によると、カヤン川・南岸の更に上流の地域にもいるようで、他のユニマクラータとの分布区分と分布障壁に興味があるところだが、このカヤン水系の中・下流域の山寄の地域に、遺存的に分布しているというのが実情ではないかと思われる。


続く^^



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プロフィール

ティー・ユー

Author:ティー・ユー
物心がついた頃より、水生生物を飼育。数年の中断を経て、飼育を再開した親父です^^
現在はワイルドベタ、胎生メダカを飼育中。

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